(day204) ごめんなさい生きてます

たいへん久しぶりです。

5億年ぶりですかね(2ヶ月ぶり)。

 

全く更新されなかったので、「あれ?死んだん?」と思われた方…

ちゃんと生きてました。ごめんなさい更新しなくて。

意外としっかり見てもらってる人たちがいることにここ最近改めて思い知らされたので、そろそろ更新しないとな…とは思ってました。100回くらい。

 

前回の更新から状況は急速に変化しました。

TIP3クール目中が最後の更新でしたが、その後NI療法を1クール、骨髄抑制による緊急入院を経て、今はこれからGOP療法が始まろうとしています。

TIPは本来4コースやる予定が3コースで中止になったのは効き目が見られないと先生が判断した為。NIも同様の理由で1クールで中断。GOPも1クールやってみて奏功なければすぐに中断して、手術を強行することになります。

 

情報量多すぎ蓮なので1つずつ解説しよう。

 

TIPはしんどうございました。BEP4クールやった後は体力も知らず知らずに削られてて、副作用が強い時期は毎度、地蔵モードを発動して時間が過ぎるのをただ無心で待つ地獄の数日間でした。地獄の体感時間が長すぎて月読かと思いました(72時間)。

NIもしんどうございました。TIP終わった頃には足の痺れにより片杖おじさんになっており、日常動作にも体力を奪われるようになってきました。初めてしっかり吐きました。「吐いたら楽になった〜飲み会と一緒やん?」と思ったら1時間後にはしっかり気持ち悪さが再来。

NIの大きな副作用は「下痢」と「骨髄抑制」らしく、下痢はほぼ無かったものの骨髄抑制が強く、退院から1週間後の採血でHb6,000で要輸血判定あり緊急入院となりました。4日間輸血をして貧血は改善。しかし血小板も低下により同様に輸血。血小板も戻ったと思ったら好中球35で感染注意報が発令、無菌室管理…そうこうしてたら結局2週間も入院していて、暇つぶしにスマホゲームをしていたら伝説のデュエリストになっていました。

この緊急入院期間中に、先生から「抗がん剤はもう期待しずらい。抗がん剤は諦めて早めに手術するのをお勧めする」と宣告(超要約してるけどめちゃくちゃ丁寧に説明してくれてます)。まあつまり、どちらを選ぶにしろ完治する確率は少ないわけだけど、どういう治療がいい?という感じ。先生が分からないのに僕にどちらの選択が良いのか判るわけもなく、かといって適当に楽な方を安易に選んだら、完治しなかったときに後悔すること不可避なのは容易に想像できたので、築地の国立がんセンターセカンドオピニオンを相談しました。後悔しない選択の為に出来る事はやっておこう、と。

緊急入院から退院したその足で二俣川から築地へ強気の電車移動。国立の先生の意見を聞いて、まあ結局神奈川と説明された事は勿論殆ど変わらないものの、自分の思考を再確認できたので44,000円の価値はありました(PS4買いたかった…)。

神奈川に戻り、先生との診察で「痺れが残って一生歩けなくなってマウスやキーボードが使えなくても、少しでも完治して長生きできる確率が高い選択がしたい。それでも手術の方が完治できると先生の経験や直感があるならば、僕は自信を持って即手術に踏み切れます。完治を目指す為に妥協や後悔はしたくないです。犠牲は厭いません。」と、我ながら主張の強い発言を辿々しくもはっきりと伝えたところ、先生は僕の気持ちを汲み取ってくれたのか、そこで初めて、手術する気満々だった先生から「そこまで覚悟があるなら抗がん剤がんばろう」とスッキリした顔で鼓舞してくれました。今まで頑張ってきて良かったな、と思いました。

 

そして、明日からGOPが始まります。

概ね絶望的な状況に傾いている現在、未だ諦めずに治療に尽力できるのは、周りの協力があったからだと、今改めて思います。

がんが発覚してからすぐに心配して駆けつけてくれた同僚、友達、家族。心配を漏らす度に会いに来てくれて、ご飯をご馳走になったり、通院の送り迎えまで自ら請け負ったり…

これだけの優しさがなければ、きっと途中で諦めていたでしょう。だからここまで元気なのは皆さんのおかげです。この人達がいてくれる限り、しばらく僕は全力で治療に取り組めるでしょう。

改めて、この命ある限りは周りの大切な人達の為にありたいと思います。

 

ここ最近の混沌とした感情はこれから少しずつブログに整理できればと思います。

本日はこれにて。