【day223】手術の日程が決まりました。

2020年になりました。

病院なら兎も角、病室で年を越すことになるとは、それも癌で入院するなんて、去年の正月には思ってもみませんでした。謎のやる気と希望に満ち溢れていたのを覚えています。

実際2019年上半期はアクティブ&ポジティブな日々を送っていたので、今思えばあの時遊んでおいて良かったと思ってます。

いつ遊べなくなるかは誰にも分かんないからね!毎日楽しく過ごせる身体に感謝して思いっきり遊ぶんやで!(誰宛...?)

 

 

 

さて、手術の日程が決まりました。1/28です。

本来は腫瘍マーカーが正常化してから手術するのが一般的で、僕のように異常値のまま手術するのはなかなか異例でハイリスクなのですが。

先日お伝えしたGOP療法、クリスマスから頑張ってきたのですが、何の効果も得られませんでした...

骨髄抑制で今回も輸血をしてなんとか回復しましたが、これ以上抗がん剤を続けても身体がもたないし効果も期待できないことから、強行手術に踏み切ることとなりました。

GOPが奏功しなかった時は、悔しかったけど諦めずに戦う気持ちは保てています。

GOPまで挑戦できたことは、もし死の間際になって「ああすれば良かった」なんて思わずに、やれる治療は全て挑んだ、と胸を張って後悔せずに死ねるという意味でも良かったと思っています。

完治諦めたわけじゃないけどね!!なんか矛盾してるけどね!

 

強行手術の場合、症例が少なく正確なデータとは言えないものの、手術がうまく行く確率は多くて20%、取りきれない腫瘍が再発する確率が高いというように先生から伝えられています。

完治の確率が低いのは間違いないけれど、決してゼロではない以上は癌を克服したい気持ちはまだ変わらないです。

癌と正面から向かい合って、完治させて復職してこれまでの生活を取り戻したい!

 

最近、何度も「死」を意識するようになって(それはまだ近いような遠いような、ぼんやりしたものだけど)、「生」への意欲が強くなりました。

死にそうなときに「生きたい」と思う単純な生存欲求ももちろんそうだけど、「○○のために生きよう」とか「○○して生きたい」という気持ちと否応無く向かい合うことになるのですよね、必然的に。

僕みたいにボケーーーと生きてるもけもけ族とは違って、死への恐怖や周りへの影響を考えて落ち込んだまま立ち直れない人も中にはいるだろうし、僕だって余命1ヶ月とか言われたら怖くて怖気付いたまま死んでしまうかもしれないし正直分かりません。

ただ僕の中では癌になったことで意思は強くなったと思うし、身体が健康に戻れば今までよりも一生懸命に生きていける覚悟ができました。

周りの人の力になれる生き方こそ、自身の幸せになると信じて、今の気持ちを文字に残しています。周囲に合わせようとか考えず、その時最も自分がやりたいことができるように生きたいです。

 

幸いなことに、学生時代のつながりで、看護学生向けに講演ができる機会をいただいたので、自分のブログを見返したりして資料を作成しているところです。

1人でも心に刺さってくれるように誠意を持って、やりたいように作っています。

一度やりだすと終わりが分からなくなってしまう性分なので、1週間くらいでとりあえず完成させるとここで宣誓します。